書誌情報

集英社文庫

暗夜鬼譚 狐火恋慕

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試し読み

著者

著:瀬川貴次

あらすじ・概要

久継との闘いで傷心の夏樹。朋輩と狩りに出かけるが気分が晴れない。そのころ、男女の仲を取りもつ力があるという一条と瓜二つの謎の尼僧・白王尼とその娘たちが御所に現れる。帝の寵愛を得たい承香殿の女御に召し抱えられた彼女たちの正体は、貴族の願望を叶える代わりに、贄(代償)として人間を次々と惨殺していく物の怪だった……。一方、一条のもとに故郷からの文が届いたのをきっかけに、夏樹は彼の過去を知ることになってゆく。摂理を曲げ、冥府から甦った対価を一条が支払う時がついに訪れるのか!?

第一章 嵐のあと 次なる魔風
第二章 栗栖野での狩り
第三章 菊花の宴
第四章 秘密
第五章 金の瞳
第六章 すすきの原
第七章 願いと代償と
第八章 恋しくば
秋夜行
あとがき