書誌情報
集英社文庫
暗夜鬼譚 空蝉挽歌 〈後〉
著者
あらすじ・概要
京の都を旅立って半月。大宰府にたどり着いた夏樹と一条は藤原久継と対面する。姿は都で会った久継そのものなのに、初対面の優秀な官人として振る舞う彼に混乱する夏樹。大宰府に滞在するうち、やはり彼が怪馬の乗り手だと感じつつ、信じたくない気持ちで思い悩む。しかし、一条は久継を冥府への引き渡しを狙う術者だと確信し、その迷いを一蹴。証拠固めのため、二人は久継の屋敷に向かい……。冥府をも巻きこんで事態はさらに混迷する!
第一章 遠の朝廷
第二章 昼と夜と
第三章 久継最期
第四章 死者のささやき
第五章 災厄の都
第六章 短夜の夢
第七章 友、遠方より来る
あとがき
