書誌情報
集英社文庫
暗夜鬼譚 五月雨幻燈
著者
あらすじ・概要
蔵人所で怪談話に興じたり、女房勤めをする従妹の深雪にいじわるをされたりと、夏樹が普段どおりの日々を過ごしていた五月。親友で陰陽師見習いの一条は、京を離れて丹波を訪れるように命じられる。しかも、何かと一条を目の敵にする真角と連れ立っての旅路だ。親友を気づかう夏樹だったが、まさか友人が不在の間に、ひとの災厄が我が身に回ってこようとは思いもよらず……。平安怪異譚第6弾。少年武官、美貌の陰陽師見習い、乙女ちっくな馬頭鬼が活躍!
第一章 災難の種子
第二章 最初の災難
第三章 それぞれの災難
第四章 とどめの災難
めぐる災難
あとがき