書誌情報

集英社文庫

希望の海 仙河海叙景

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著者

著:熊谷達也

あらすじ・概要

大震災の前も後も、暮らしは続いてゆく。東北の港町に生きる人々の姿を通して紡がれる再生と希望の物語。三年前の秋、早坂希は勤めていた会社を辞めて仙河海市に戻ってきた。病弱の母親の代わりに、スナック「リオ」の切り盛りをしている。過去に陸上選手として活躍していた希は、走ることで日々の鬱憤や悩みを解消していたが、ある日大きな震災が起きて、いつも見る街並みが180度変わってしまう(「リアスのランナー」「希望のランナー」)他。――東北に生まれ、東北に暮らす直木賞作家の、「あの日」を描かない連作短編集。全10編。

リアスのランナー
冷蔵家族
壊れる羅針盤
パブリックな憂鬱
永久なる湊
リベンジ
卒業前夜
オーバーホール
ラッツォクの灯
希望のランナー