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書誌情報

集英社オレンジ文庫

銀の海 金の大地 3

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著者

著者:氷室 冴子装画:飯田 晴子

あらすじ・概要

真秀がみた神夢――。
それは血塗られた過去であり、母・御影の優しく悲しい初夏の記憶・・・
愛と憎しみ渦巻く古代ファンタジー、ますます加速する第3巻!

大王の使者として息長を訪れた佐保彦から「滅びの子」と詰られ昏倒した真秀は、若き日の日子坐がなした恐るべき陰謀、そして日子坐と母・御影の出会いを神夢にみる。目覚めた真秀の前に現れたのは、佐保彦の伴人・速穂児だった。速穂児によって佐保の人々が自分のことも御影のことも、兄・真澄のことも疎んじていると思い知らされた真秀は、衝動的に佐保彦のもとへ走るが、かえって激しい憎悪を浴びせられる。打ちひしがれ、我を失った真秀を抱き上げたのは、美知主の弟であり、息長の首長である真若王だった。だがそれは、真秀を救うためではなく…!?
果てしない憎しみの連鎖に囚われ、互いを憎まざるを得ない真秀と佐保彦。
なのにどうして、あたしは彼を憎みきれない!?
真秀の心は千々に乱れて――?

巻末解説:町田そのこ